Cube【映画感想】
スリラー映画人気の火付け役『Cube』がアマゾンプライムで無料だったので視聴した感想を綴っていく
簡単なあらすじを言うと
見知らぬ立方体でできた部屋で登場人物たちの目が覚める
登場人物は
警察官のクエンティン、精神科医のハロウェイ、しがない大学生レブン、脱獄犯レン、皮肉な男ワース、自閉症のカザン
各面には出入り口がありその先にはそれぞれ同じような立方体の部屋がある
全て同じように見えるその立方体の部屋には目に見えないトラップが仕掛けられているものもあり超危険
僅かなヒントを頼りにそれぞれの能力を活かして脱出を目指すというもの
この映画の素晴らしいところは全てが明かされないという点
陰謀論なのか実験施設だったのか一切の説明がなく物語の幕は閉じる
そこに視聴者が想像するための重要な含みとなっているので非常によくできている
これが1997年に製作されたというから驚きだ
私はパニック映画の人間臭いヒューマンドラマに目がないのでこの手の映画が大好きだ
中盤のクエンティンとハロウェイの衝突、そして助けかけたハロウェイをギリギリで見捨てる
この流れが極限状態をよく表している
時間が経つにつれて目のクマがこくなる、唇がカサカサになっているなんかの細かいところも評価できる
また、ラストでカザンだけが脱出できたのは良い意味でも悪い意味でも彼だけが悪意を持たず本能的に行動していたからではないかと考察できる
Cubeは続編で全ての謎が明かされるようだが正直蛇足と言える
着ぐるみの中身、超能力者、オーパーツなどと同じで全てを知ることがプラスに働くことはないのだ
以上